外科 村上 医師の国境なき医師団での活動について

当院外科 村上 医師が2024年1月31日まで国境なき医師団として南アフリカに派遣されております。

これに関連して国境なき医師団及び村上医師よりメッセージが届きましたので以下に紹介させていただきます。

 

世界の人道危機の現場で──村上大樹医師 (外科医)の国境なき医師団での活動


外科医の村上大樹医師は、東京北部病院で勤務しながら、国境なき医師団の一員として世界の人道危機の現場での緊急医療援助に参加しています。その思いと現地での活動を紹介します。

村上1
2008年、スーダン南部(現・南スーダン)での診察 © MSF

こんにちは。村上大樹です。
私は中学生の頃に、エチオピア飢饉のニュースで国境なき医師団の活動を知ったことがきっかけで医師を志しました。

念願叶って、2008年から国境なき医師団に参加。これまでに、スーダンやスリランカ、イラク、イエメンなど、10カ国以上で活動しました。外科医のため、主に手術が必要な症例が多い紛争地や災害現場へ派遣されてきました。2014年から東京北部病院に勤務しながら、定期的に国境なき医師団の活動に参加しています。

国境なき医師団は、民間で非営利の医療・人道援助団体です。1971年に、医師とジャーナリストによってフランスで設立されました。紛争や自然災害、貧困などにより危機に直面する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。医療援助と同時に、現地で目の当たりにした人道危機を社会に訴える「証言活動」も国境なき医師団の使命です。活動の実績が認められ、1999年にはノーベル平和賞を受賞しました。

村上2
スーダン南部(現・南スーダン)にて。医療物資を積み下ろす © MSF

現地の膨大な医療ニーズを目の前にして、自分たちの資材や能力の限界から全ての人を助けることはできないという非情な現実にぶつかることもあります。この患者さんたちが日本に生まれていたら、紛争さえなければ、もっといい医療施設があれば……と考えさせられます。

アフリカのコンゴ民主共和国では、苦しむ娘を父親が抱えて1週間も歩き続けて、やっと私たちの病院に着いたというケースもありました。到着がほんの少し遅れていたら、助からなかったかもしれません。治療を受けて元気に帰る2人の後ろ姿を見て安堵するとともに、親の愛は世界共通だと感じました。

世界では今も多くの場所で人道危機が続いています。これからも胸に希望の火を静かに燃やしながら、目の前の患者さんに真摯に向き合ってベストを尽くし、医療援助活動にあたっていきます。


村上3
スーダン南部(現・南スーダン)にて

また、北部病院は国境なき医師団のみならず、多様な人材に柔軟に対応できる職場です。
北部病院の院長をはじめ、全てのスタッフの方々が私の活動派遣中に仕事をサポートしてくれているおかげで、これまで活動が継続出来ています。本当にありがとうございます。

村上4
2019年、イラクのコンテナ病院の前で。様々な国から集まるメンバーと活動する © MSF

▶ 国境なき医師団のウェブサイトはこちら

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